2回目の気象予報士試験。8月に入ってもなかなか気合いが入らず試験に集中できていたかはわからないけどなんとか乗り越えた。2026年1月に受験した1回目は手探りだったが、2回目となれば少しは慣れも出てきて気持ちに余裕がある。
なぜ気象予報士試験を受けているのか。それは、20代の頃になんとなく「気象予報士の資格をとりたい」と思っていたのを今、行動に移している故だ。
昨晩は21時に寝る。なぜか犬がそわそわしていて1時半に起きる。ワンワン。もぞもぞと眠りにつけないまま、2時に地震がきた。震源が近いときは地鳴りでわかる。今日は比較的大きな地鳴りがあったすぐあとに緊急地震速報が鳴り、大きな揺れがきた。茨城県央のこの土地は、震源が関東〜福島付近のときに地震の前に地鳴りがする。「ゴゴゴ」と空気を伝って遠くから音の波が届く。ステレオどころの話ではなく、空が、地面が、鳴っているような感じ。だいたいはその音で地震がくるのがわかるのだが、今回は「パコーン」という地面が割れたような音とともに地鳴りがした。地震の音。瞬間的に「大きい、」と感じたあとに緊急地震速報。外でもたくさんのスマホが鳴った。ガタガタと食器の棚が揺れて、テレビ台にあった軽いものがパタッと床に落ちた。10秒も経たずに揺れは収まって、結果的にはいつもより少し大きいくらいだった。住む町では震度4だったが速報をみると5弱を計測したところもあり、大きな地震だった。
と、さて、問題は朝である。大きな地震ではあったが幸いにも大事には至っていないと思いきや、目覚めが悪い。あの、寝不足のときの赤い目と「これから、車、運転できる?」という頭の冴え方をしている。顔を洗って無理やり目を覚ます。ちゃんと早く寝たのになあと少し悲しい気持ちになったが、必要な時間分はちゃんと寝たはずだからと持ち直す。それに、特急電車で寝られるから…と思って家を出たのだが、駅に着いてがっくり。地震の影響で電車が止まっている、、!
予約をとっていた特急とその前後はすでに運休が決定していて、全線の再開が未定。大学の共通試験で雪が降って…ということはニュースにもなるが、まさか自分に「受験日に電車が止まる」ということが降りかかるとは。あまり働かない6時の頭を無理やりにフル回転させてどうするかを考える。車で近くまで行けないか、でも電車も再開するかもしれないし、と無駄に駅と駐車場を行ったり来たりする。駅構内のアナウンスの音が小さくて何を言っているのか聞き取れない。けっきょく駅と駐車場を2往復したが、片道50分の動いている電車の駅まで行くことにした。それを決めるまでに30分。焦ったが2時間以上の余裕があったから、どのプランを選択しても遅れはしないだろうと思えたのがなによりだった。
そんな状況だったから気象業務支援センターが計らってくれ、試験の開始時刻が30分後ろ倒しになった。それもあって開始時刻の1時間前には会場に着けたがすでに汗だく、電車でも眠れずになにがなんだかわからない。自分の席を確認して外に出た。少し暑いが、人が居つつもしーんとしている会場にいるのがつらい。少し離れたところにある外のベンチに腰を掛けて、蝉や、蚊、蟻などと過ごす。日が照りつけていないのでまだ過ごせる。
前回「一般」の学科科目に合格したので、今回は「専門」の学科試験と実技を2つ受験した。
本番を本番だと認識する前に試験が終わった。勝手に本番がやってきて勝手に会場がここにあり勝手に回答が書かれていった。試験は良くも悪くも実力がちゃんと出る。そういうふうに作られているのがすごいと思うけど、過去問もたくさん解いてしっかり勉強したはずなのに、問い方が変わると途端にわからなくなる。そちらの言い回しではわかるのだがこちらの言い回しになるとわからなくなるという境目に実力が現れる。ちゃんと理解していることは問い方が変わってもわかるのだが、たとえば設問と回答をパターン化して覚えていたり、わかった気になっているだけと答えられない設問が出る。問題用紙が配られてから5分程度の時間がある。用紙を目の前に、これを開いたら自分の力がわかってしまうのだという思いが浮かぶ。怖いな。気象予報士試験は回答するのは15問だが、考えなければならないのはその4〜5倍。広い出題範囲に対してひとつひとつをさまざまなパターンに対応していけるように知識を着実にしなければいけないのだから、それは難しいにきまっている。
それにしても実技試験の時間の無さ。ひとつの試験で読み解く図表は15程度。天気図はもちろん、問題文を読んでいるだけで終わってしまうのでは…?というくらい設問の文章量も多く、読む時間と考える時間と書く時間がせめぎ合って物理的な限界を感じる。ひとつの設問で複数の天気図を参照しなければならないが、それらの意図を読み解くことに必死で現象に対して集中できていないことがわかった。最後の方になんだか簡単な問題があったりしたが、残り2分とかなために変な答えを書いてしまう。時間時間時間。試験時間中、最初の問題から着実に回答を積み上げられなかったやるせなさをずっと抱えて回答し続けていくのがつらくて泣きそうになった。諦めるな、解答欄をすべて埋めろ!という気持ちでボロボロになりながらもすべて書き上げた。3個しか合っていないかも。
これができるようになるということはどういうことなのだろう!壁。その先に見える景色とは。ボロボロの実技試験に加え、往復で不必要な車移動を計2時間ほどおこなったため瀕死の状態でこれを書いている。結果は10月に出るそうだ。